食・農活

地ビールの先駆者から学ぶ とっておきの“原料”

アメリカでは都市でも地方でも地域活性につながる、農業ムーブメントが起こっている。今回はポートランドで行われている取り組みについて紹介する。

地域の風土が育んだ
クラフトビール

近年、各地の小規模醸造所によるクラフトビールが世界的なブームだ。とりわけ、ホップの代表的な産地で、個性的なものを好む気風のある米オレゴン州では1980年代からビール醸造所が次々と誕生。独自のビール文化が根付き、オレゴン州で醸造されるビールのうち約4割が州内で消費されている。

生産者、醸造所、消費者の距離が近く、地元に根ざした商品が生まれているのも特徴だ。たとえばブルワリー「ベースキャンプ・ブルーイング」では、地元のホップを原料に、新商品を開発。地元の消費者の声をもとに改良が重ねられた。地域の風土に育まれた生産物と地元の人々が培ってきた文化こそ、その地域らしいビールを醸造するための“原料”なのかもしれない。


「Base Camp Brewing」 公式HP

関連記事

アクセスランキング

  1. 全米が注目!最新農業都市モデル「アグリフッド」
  2. 100人いれば100通りの意味「アグロエコロジー」って?
  3. 日本に根付く天然資源「稲わら」の活用法とは?
  4. 続・農業×エネルギー完全読本! アースジャーナル vol.06 発売中!
  5. 会社を辞め専業農家へ。スマートターンの共同開発で得られた成果とは?
  6. 若者とおばあちゃんが起こすICTを使った町おこし
  7. 自転車をこいで発電、囚人の刑期短縮に!?
  8. おしゃれにガーデニングを楽しみたい!おすすめグッズ6選
  9. オーガニックコットンで起業。その成功の秘訣って?
  10. 家賃3万円の別荘!? 週末田舎暮らしで移住体験!
SDGsTV 緑のgoo

雑誌

「EARTH JOURNAL」

vol.06 / ¥1000
2018.11.30 発売

お詫びと訂正