食・農活

ベランダでひと鉢から、エディブルガーデンの始め方

見て嬉しくて、育てて楽しくて、食べて美味しい。そんな食べられるお庭「エディブルガーデン」をやってみたくても、お庭がなくて諦めている人もいるのでは? そこで、ベランダ派&初心者向けに寄せ植えでつくるエディブルガーデンのはじめかた、聞いてきました!

「美しい」と「おいしい」

自分で育てた野菜や果物を食べたいし、可愛いお庭もつくりたい。エディブルガーデンの魅力のひとつは、その両方を叶えられること。そのためには広い庭や畑が必要?
いやいや、ベランダに置いたプランターの中でだって、その魅力を十分味わうことができるはず! そんなわけで、食べられる葉もの野菜や花がにぎわう寄せ植え(写真)をつくってくれた、「植物自由区」の片山陽介さんに、ベランダでのエディブルガーデンのはじめかたを教えていただいた。

「そんなに難しく考えることはないですよ。見た目の美しさで選んで植えて、楽しんだあとに食べてみようとなってもらえたら」。

寄せ植えのコツでまず気になるのは、植物の相性。でも食べられる野菜は、日が良く当たる場所と、水はけの良さを好むものが多いため、それほど気にせず見た目が気に入ったものを選べば良いのだそう。鉢に植え替える際は、古い土を良く落とすのがポイント。新しい培養土で、植え付ける。こうすることで鉢の中の環境を均一に保つことができる。

日光量や水やりのタイミング、肥料の量は、植物の顔色を見ながら判断しよう。ひょろひょろと長く伸び始めたら、日光量が足りない合図。葉の緑が濃くなりすぎたら、肥料をやりすぎの目印だし、薄くなったら足りない証拠。植物とコミュニケーションをとり、それぞれの葉のちょうど良い状態を見つけてあげるのが大切だ。……あれ、これだけ?

「だから気軽にはじめられると言ったじゃないですか」。と、片山さん。

つまり、はじめるときに重要なのは、まず植物の美しさと、育てる行為を楽しむこと、というわけだ。食べる美味しさも育てる技術も、ハマれば自然とついてくるから。

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2018.11.30 発売

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