エネ活・最新技術

禁煙やさぐれ環境ライターのエコプロレポート!

最低落差が50cm!?
相反転方式の小水力発電機

どうやら僕は、「世界初」に弱いらしい。
「世界初の相反転方式の小水力発電機が超効率的な創電を実現。地産地消の小水力発電機」のキャッチコピーに惹かれ立ち寄ったのは協和コンサルタンツのブース。二枚の羽が逆方向に回転することで回転速度が倍増、小型の装置でも高起電圧化を可能にしたのだという。しかも最低落差が50cm! イヤイヤ、無理ですよ、そんなの。

それが出来れば苦労しない、と半信半疑で話を聞いていくと、実証済で出来れば1m程度の落差はあった方が発電効率があがるとのこと。それでも凄いんですけどね。さらにこれまでの小水力発電で必要だった取水口・放水口・水圧管路・発電小屋なんかの施工が簡易で、堰板に引っ掛けるだけとか水路に立てるだけってどういうことだ!? 今後河川・渓流から堰・水路・上下水・潮流まで、地産地消と合わせて展開していくというから楽しみだ。

他にも、秋田や北九州などをはじめとするレアメタルの取り出し技術やLED技術による農業の変化、さまざまな最新技術とエンジニアや研究者の熱いエネルギーにやられ、クタクタになった今年のエコプロ。

そんなこんなで子供たちに気をとられ、あちらこちらで学者肌や職人気質のおじさんたちに捕まっているうちに、すっかり忘れていたことがある。それは……近年稀にみる大失態だ。それは……こともあろうに、会場に散らばる綺麗なお姉さんたちの写真をほとんど撮れてないことだ。それどころか、広島レモン大使でNMB48のレモンちゃんも、東京海洋大学客員准教授のさかなくんも、ガチャピン&ムックも天気キャスターの「天達!」もだれもかれも、撮り損ねた。

田舎のヒロインズの大津さんにも会えなかった。泣きですよ、本当に。浅田舞や進撃の巨人の巨大パネルもあったけど、それだけじゃ味気ない。やっぱり綺麗なお姉さんが欲しいところだが、ま、他のイベントと比べて露出も今ひとつ……ではなくて清楚でおとなしめ。ま、それはそれで好きなんだけど、僕の美女コレクションが停滞したのは痛い。

これもあれも全部エコや環境に興味津々、目をキラキラさせながら飛び回っていた日本の未来を背負うガキンチョどもと、これまたキラキラした目で世界を、そして未来を変えてしまうような、自分たちの開発したエコや環境の技術や商品を語りまくるオヤジ達が悪い。何しに電車乗り継いでわざわざ東京ビッグサイトまで足を運んだと思ってるんだ。
僕のよこしまな思惑は見事に吹き飛んだ今年のエコプロダクツ、だからイベントは面白い!


エコプロダクツ2014
http://eco-pro.com/2014/


松浦良樹
1970生まれ。台湾生まれの父と満州(中国北部)生まれの母の間に生まれた鹿児島育ち。現在田舎暮しの物件を物色中。環境・エネルギー・農業・伝統文化などをメインに「エロからエコ、エコからエゴまで」を標榜。釣りと麻蚊帳LOVE。六本木の秘密基地を拠点にしながら新宿歌舞伎町、特にゴールデン街をこよなく愛する、ヘビースモーカーの環境ライター。

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