食・農活

移住せずに農業を楽しむ ’都合の良い’古民家付き農場

都合のいい時に都合のいい「農的ライフ」を、しかも泊まりで楽しめる〝古民家にも泊れる会員制農場「FARM CAMPUS」〞を中心とするサービ「FARM&」を紹介。

わがままライトに楽しむ
「農的ライフ」入門プラン?

千葉県の外房・九十九里エリアは、都心からクルマで約1時間半。手頃な価格の古民家物件などが数多く残っていることから、近年移住先としても人気が高い、いわば「近くの田舎」。しかし、移住しなくてもそんな外房・九十九里エリアの魅力を、ライトかつわがままに楽しむ方法がある。

昨年秋にスタートした「FARM&」は、都合のいい時に都合のいい「農的ライフ」を、しかも泊まりで楽しめる〝古民家にも泊れる会員制農場「FARM CAMPUS」〞を中心とするサービス。農場(Farm)と(&)、ユーザーが選ぶ「何か」……それは例えば、サーフィンだったり、あるいは仲間とのバーベキューだったり。ヨガのワークショップやヒマワリ畑の散策、ちょっとワイルドに、外房ならではの地引き網漁だったりするかもしれない。とにかく自分が〝ワクワクする何か〞を農業体験に組み合わせて楽しめる。会員制農場は、よくある区画が割り当てられるタイプではなく、専属農家が管理する、60品目もの野菜が作付けされた広大な畑で、好きなときに作業を手伝うというスタイル。

会員には毎月定期便で、農薬や化学肥料を一切使わない畑で採れた野菜が送られてくるほか、農業用具やバーベキューセットの無料貸出し特典も用意される。

さらにクラブハウスと呼ばれる古民家に宿泊もできるので、無理して早朝に出発したり、農作業で疲れた後に、眠気を抑えて渋滞を乗り切る……なんて心配もしなくていい。土と触れ汗を流す農作業体験はしたいけど、継続的な畑のメンテナンスは時間的に難しい、せっかく子供と一緒に過ごす時間をもっと有効に活用したい……そんな家族も、手軽に農的ライフを楽しめるのだ。

興味がある農業体験、古民家の生活、そして田舎暮らし……まずはその美味しいところ=ワクワク感だけわがままに味わえるなら、こんなサービスから始めてみてもいいかもしれない。

EJ_KOM20160630_02

専属農家がばっちり面倒をみている農場には、好きなときにでかけて、農作業を手伝うことができる。「自分の畑」の心配が不要なのは、初心者には安心。

EJ_KOM20160630_03

併設されるカフェ「Nora」では、農場で採れた野菜をメインにしたオススメメニューのみを用意。営業は土・日・月曜のみだが、ランチを楽しみに通う地元の子連れママも。


会員制古民家付き農場
「FARM CAMPUS」
千葉県長生郡長生村一松丁174番地
farmcampus.jp
※会員登録URL farm-and.co
宿泊予約:www.airbnb.jp/rooms/6057774?s=5FP0wi_i


 

関連記事

アクセスランキング

  1. 初めての家庭菜園、ミントを育ててモヒートを作ろう
  2. 全米が注目!最新農業都市モデル「アグリフッド」
  3. 半農半X――加藤登紀子とYaeの生き方
  4. 2050年は江戸時代?未来に生きるための農業の在り方。
  5. 領土問題の解決法!?「積極的平和」でピース実現!
  6. 日本が世界に誇る伝統の農業! 世界農業遺産とは?
  7. 家賃3万円の別荘!? 週末田舎暮らしで移住体験!
  8. 【11/19まで】次世代漁業ライフ&ビジネス専門誌『FISHERY JOURNAL』支援者様募集中!...
  9. 自然の恵みを感じよう! 森の中で楽しく暮らすコツ
  10. 2050年までに電力自給率100%! 檮原町の課題は?
SDGsTV 緑のgoo

雑誌

「EARTH JOURNAL」

vol.06 / ¥1000
2018.11.30 発売

お詫びと訂正