Amazon特許技術にガーデニング業界がザワついてる
2018/01/05
Amazonの子会社が新しく特許を取得したのは、庭の画像を使って、おすすめ商品を提示する新技術だ。ITを駆使することで、ガーデニングの楽しみ方が変わるかもしれない。一体どういうこと……?
自宅の庭の画像から
最適な商品を自動検出
米Amazonの子会社のAmazon Technologies, Inc.,は、庭の写真を解析し、その情報をもとにおすすめ商品を提示する技術の特許を米国特許商標庁を通じて2017年10月に取得した。
これは、画像認識技術を用いて庭の情報を識別するしくみになっている。具体的には、どんな植物が生えているか、何が庭に置いてあるかという情報を画像から取り出すことができるというのだ。
その画像認識技術に位置情報等を加え、庭に合った園芸用品や植物を提示するようなサービスを開発することが可能なのだという。画像から影の位置や大きさまで認識できるので、例えば、日陰の多い庭の写真を取って送るとその状況下でも育つ植物がおすすめされるのだ。
画像はイメージ。庭の写真を撮って送ると、日陰や既に生えている植物、庭の広さから新たなおすすめ商品を表示してくれる。
さらにはこの技術で、おすすめ商品の提示だけではなく、家庭菜園で取れた野菜で作れる料理のレシピも表示できるサービスも作れるという。料理に足りない具材は、Amazonで購入することができる。
実用化や商品化の予定は未定。だがしかし、この技術が実用化されれば、園芸に不慣れな人でもどんなものを育てるべきかがわかるようになるだろう。そうなれば、ガーデニングへの間口自体も広がり、今までにはないガーデニングの楽しみ方が発見されるかもしれない。