「地元に恩返し」乃木坂46井上小百合、農業への想い
2017/12/14
「私の大好物? やっぱり白いご飯です」。元気いっぱい答えてくれたのは、本庄市広報観光大使に就任した乃木坂46第1期生の井上小百合さん。農業と密接に関わってきた彼女の人生観に迫る。
「いつも美味しい野菜をありがとう」
農家さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
16歳までここ本庄市ですくすく育った。「うちは土地持ち非農家だったので、農家さんに土地を貸し、代わりに収穫物を頂きます。丹精込めて農家さんが育てた愛情たっぷりのものを食べて育ちました。我が家の裏でも家族で野菜を育てていたので、トマトを畑でよく丸ごとかぶりつきました!」。スーパーの野菜売り場では“●●さんが作った野菜”にはめっぽう弱い。「私と同じ名前の“井上さんが作った野菜”という文字を見ると、思わず買っちゃいます(笑)」。
不思議ちゃんともいわれる井上さんだが、スケジュールが空くとボランティアに出かける。農業ボランティアや奈良のゴミ拾い、東日本大震災では現地にも赴いた。「誰かのために何かしていないと、なんだか申し訳なくて……。私自身、近所のおばあちゃんおじいちゃんなど、地域の方々のたくさんの愛情を受けて育った幸せ者なんです。その幸せを連鎖させていくことがこの世界に入った一番の理由です。大使となった今、地元の皆さんへ恩返しできるよう一生懸命がんばりたいです」。
Profile
井上小百合(いのうえさゆり)
1994年12月14日生まれ。埼玉県本庄市出身。血液型B型。乃木坂46第1期生。2012年2月22日、1stシングル「ぐるぐるカーテン」でCDデビュー。趣味はボランティアと庭園巡り。17年9月3日、埼玉県本庄市の本庄市広報観光大使および初代はにぽんアンバサダーへ同時就任。
photo:Takehiro Ujiie
text:Mikako Hirose
hair&make-up:Mori Ryuichi
AGRI JOURNAL vol.5より転載