食・農活

太陽光発電で焙煎!? 美味しすぎる珈琲の秘密って?

太陽光で発電された電力を使用してコーヒーの生豆を焙煎する……そんなユニークなことを閃いたのはスロー社の小澤氏だ。どんな思いを込めてコーヒーを作っているのか? なぜ太陽光で発電された電力を使用しているのか? 話を伺った。

グッドバイブレーション珈琲
ソーラー焙煎プロジェクト

千葉県松戸市にあるスロー社の屋上に、ウェブマガジン『greenz.jp』と『藤野電力』、ボランティアの協力のもと、ソーラーパネルが取り付けられた。

オーガニック栽培のコーヒーの生豆をフェアトレードで輸入した太陽光で発電された電力を使って焙煎するためだ。スロー社の小澤陽祐さんは、3.11以降の「計画停電」をきっかけに構想を練り、「ソーラー焙煎プロジェクト」としてスタート、クラウドファンディングなどで資金を募って、遂に設置にこぎつけた。

「グッド・バイブレーションな珈琲って、飲まなくても聞くだけで美味しそうでしょ」と小澤さん。野外フェスなどで使われる電源に太陽光発電を使う事も増え、音キチの間でも音が良くなると評判だ。

太陽の恵みで育った珈琲豆を太陽のエネルギーで焙煎する、そんな豆で淹れた珈琲が、美味しくないわけがない。美味しい珈琲を求める人のつながりが、人とエネルギー、そして自然とのつながりを生み出し、ソーラー珈琲を生み出した。

そしてそれは、世界へとつながっていく。そこにはきっと、〝グッド・バイブレーション〞な空間が広がっているに違いない。


text :Matuura Yosiki

※『EARTH JOURNAL』vol.1より転載

関連記事

アクセスランキング

  1. 初めての家庭菜園、ミントを育ててモヒートを作ろう
  2. 千葉県八街市で収穫! 週末菜園クラインガルテン
  3. 自転車をこいで発電、囚人の刑期短縮に!?
  4. 2050年は江戸時代?未来に生きるための農業の在り方。
  5. 領土問題の解決法!?「積極的平和」でピース実現!
  6. 全米が注目!最新農業都市モデル「アグリフッド」
  7. 自然の恵みを感じよう! 森の中で楽しく暮らすコツ
  8. オーガニックコットンで起業。その成功の秘訣って?
  9. 100人いれば100通りの意味「アグロエコロジー」って?
  10. エネルギーと日本農業の問題を一挙解決! ソーラーシェアリングって?
SDGsTV 緑のgoo

雑誌

「EARTH JOURNAL」

vol.06 / ¥1000
2018.11.30 発売

お詫びと訂正