高杉真宙「果物の皮を剥くたびに、思い出すこと」
2017/05/17
俳優・高杉真宙さんの主演映画『想影(おもかげ)』が、5月14日(日)より公開されています。果物をむくのが上手だった主人公の男の子を演じる高杉さんに、食に関するエピソードを聞いてみました。
小さい頃から、果物は
自分で剥いて食べていました
今年に入って映画出演作の公開が続いている俳優・高杉真宙さん。本作『想影(おもかげ)』では、松原菜野花さん演じる中村由美の幼馴染、栄大輔を演じている。由美の中高生時代の瑞々しくも切ない思い出の中に蘇る大輔は、いつもアーミーナイフを持ち歩き、果物をむくのがうまかった男の子。そんな大輔を演じた高杉さんは、ご自身も果物が好きで、小さい頃から自分で果物の皮をむいて食べていたそう。
「実は少し前に一人暮らしをはじめたのですが、買い物に行っても自然とカゴに果物を入れちゃっています。オレンジやグレープフルーツを買うことが多いかな」。
一人暮らしを始めて、果物だけでなく料理の楽しさにも目覚めつつある。まずは調味料集めにはまっているというから、こだわりの料理上手になりそうな予感も!
「まだちゃんと使う機会はないんですけれど、揃えるのが楽しくて。収集癖というか、オタク体質なんですかね(笑)。これからいろいろつくってみたいです」。
撮影が終わった今、自宅で果物をむいているときにふと作品のことを思い出すこともあるとか。
「映像がすごく綺麗でキラキラしていて、青春っていう感じで、すごく好きな作品です。長年の片思いを描いたものですが、誰もが学生の頃に経験する出来事なんじゃないかな?と思います」。
果物の甘く酸っぱい香りには、確かに思い出を刺激する何かがある。映画鑑賞後、あなたはどんな果物を、誰との思い出とともに手にとるだろうか?
高杉真宙さん主演の短編映画『想影』
アーミーナイフをいつも持ち歩き、果物をむくのがうまかった男の子、栄大輔(さかえ だいすけ)。栄はどこかお農家の1人娘と結婚するという。結婚の知らせをきっかけに、幼馴染であった中村由美(なかむら ゆみ)の心には、果物を介した中高生時代の思い出が次から次へと瑞々しく蘇り、同時に栄に伝えられなかった想いが後悔とともに溢れ出してくる。10年のときを経て過去の想いと対峙する決心を固めた由美は、栄に対してある行動をとる。女による女のためのR18文学賞にて、最終選考にノミネートされた野村実来原作のラブストーリーに着想を得て製作された。(公式サイトより)
出演:高杉真宙、松原菜野花ほか/監督:加藤慶吾/脚本/加藤慶吾、田嶋渉子/原作:野村実来『想影』/上映:下北沢トリウッド(5月28日まで)
HP:『想影』公式サイト
profile
高杉真宙(たかすぎまひろ)
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。2009年、舞台「エブリ リトル シング‘09」で役者デビュー。主な出演作は、EX系特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」、フジテレビ系「明日もきっと、おいしいご飯〜銀のスプーン〜」、TBS系金曜ドラマ「表参道高校合唱部!」など。2017年、映画「トリガール!」(9月1日より)、映画「散歩する侵略者」(9月9日より)など出演作が多数公開予定。
styling: Shuichi Ishibashi
hair&make-up: Sayaka Tsutsumi
photo: Takuma Suda
text: Makiko Fukuda