エネ活・最新技術

プレー中の運動エネルギーが、サッカー場の照明に!

夜のスラム街。明るく照らされたサッカー場で子供たちが遊べるように、人工芝に敷き詰められたのは…?

ブラジル リオデジャネイロのスラム街に住む子供たちは、頻繁に起こる電力不足の影響で、日の入り後は大好きなサッカーをプレーする事ができなかった。

そこで、イギリスのベンチャー企業Pavegen社が開発したのが、人間の歩行エネルギーを吸収して電力を生み出すという、ハイテクなタイル。そのうち200枚ほどが、サッカー場の人工芝の下に敷き詰められた。子供たちのステップ、ジャンプ、キックなどの運動エネルギーをタイルが吸収し、夜間照明の電力が創出されるという仕組みだ。

太陽光発電システムでの電力供給と併用して行われる、このような革新的な取り組みによって、リオデジャネイロのスラム街の子供たちは、ナイターゲームを楽しむことができようになったそうだ。

Pavegen社が開発した、運動エネルギーを 吸収するハイテクタイル

Pavegen社が開発した、運動エネルギーを 吸収するハイテクタイル

サッカー場にハイテクタイルを敷き詰める作業員

サッカー場にハイテクタイルを敷き詰める作業員

 

Pavegen
http://www.pavegen.com/

 


文/モベヤン・ジュンコ

※『SOLAR JOURNAL』vol.12 より転載

関連記事

アクセスランキング

  1. 初めての家庭菜園、ミントを育ててモヒートを作ろう
  2. 領土問題の解決法!?「積極的平和」でピース実現!
  3. 2050年は江戸時代?未来に生きるための農業の在り方。
  4. 連続テレビ小説「ひよっこ」有村架純、もう1つの顔
  5. 太陽を追って動く、日本最大級の「追尾式」ソーラーシェアリング
  6. 全米が注目!最新農業都市モデル「アグリフッド」
  7. 半農半X――加藤登紀子とYaeの生き方
  8. 千葉県八街市で収穫! 週末菜園クラインガルテン
  9. 憧れの田舎暮らし! 移住体験ができる人気宿7選!
  10. 続・農業×エネルギー完全読本! アースジャーナル vol.06 発売中!
SDGsTV 緑のgoo

雑誌

「EARTH JOURNAL」

vol.06 / ¥1000
2018.11.30 発売

お詫びと訂正