エネ活・最新技術

「個人でできる脱原発」電力会社を選択するドイツの人々

一足先に電力会社を選んで乗り換えた海外在住の日本人ライターより、レポートが届いた。実際に生活はどのように変わったのだろうか?

電力会社を選ぶことは、
自己表現のひとつ

ドイツでは1998年の電力市場自由化により、電力会社を選ぶことができます。国内には約100の電力会社があり、インターネットの比較サイトで郵便番号を入れると数百の電力会社がずらりと出てきます。「料金」や「再生可能エネルギー」など条件を入れて検索でき、とても便利です。

電力会社から届いたチラシと請求書。このチラシでは、脱原発や公正な電 気料金が高らかに謳われている。


 

私もドイツにきた当初は地元の電力公社から買っていましたが、シェーナウ電力会社に乗り換えました。チェルノブイリ原発事故を契機とした反原発運動から、市民が作った会社です。再生可能エネルギーだけを扱っており、反原発の姿勢を明確に打ち出しています

電力は目に見えないし、どこから買っても使い勝手は変わりません。しかし、電気料金として自分が払うお金が、ポリシーのある会社に入り、再生可能エネルギーの推進に使われているのは気持ちの良いものです。

このように電力会社を選ぶということは、自己の意志を表現する手段のひとつとなっています。原発の電力を買う人がいなくなれば、原発は自然と淘汰される。「再生可能エネルギーを選ぶことは個人でできる脱原発」といわれる所以です。


文/田口理穂
※『EARTH JOURNAL』vol.01 より転載

関連記事

アクセスランキング

  1. 女子会にデート……都内で人気の野菜推しカフェ4選!
  2. 憧れの田舎暮らし! 移住体験ができる人気宿7選!
  3. 家賃3万円の別荘!? 週末田舎暮らしで移住体験!
  4. ソーラーシェアリング特集号「アースジャーナル」予約フォーム
  5. 2050年までに電力自給率100%! 檮原町の課題は?
  6. 日本に根付く天然資源「稲わら」の活用法とは?
  7. 脱サラして神社で農業を始めた男、田舎暮らしの魅力
  8. 京都の「自給自足カフェ」が人気なワケ
  9. 試しに1年間だけ、田舎暮らしを体験してみませんか?
  10. スマホで農園のオーナーに!”おいしい”アプリ登場
SDGsTV 緑のgoo

雑誌

「EARTH JOURNAL」

vol.05 / ¥500
2017年9月30日発行

お詫びと訂正