農業×再エネ ウガンダで開発された画期的な電動三輪車
2017/08/29
農作物の物流インフラが十分に整備されていないウガンダで、開発が進められているソーラー保管庫付き電動三輪車「フルーティ・サイクル」。収穫された農産物を新鮮なまま、安定して消費者へ届けられると期待が高まっている。
農作物を生産者から消費者に届けるための物流インフラが十分に整備されていないアフリカ東部ウガンダで、ソーラー保管庫付き電動三輪車「フルーティ・サイクル」の開発が進められている。
最大時速50kmで走行するこの電動三輪車は、100km圏内に300kgまでの農作物を運搬できるのが特徴。
荷台に装着可能な専用の保管庫にはソーラーパネルが備えられており、太陽光エネルギーを使って気化冷却システムを稼働させ、農作物の鮮度を保持する仕組みとなっている。
「フルーティ・サイクル」のような運搬用モビリティが普及することで、収穫されたより多くの農作物を安定的かつ効率的に消費者へと届けることが可能になる。
text: Yukiko Matsuoka
AGRI JOURNAL vol.04(2017年夏号)より転載