食・農活

魚を食べるなら、「サステナブル・シーフード」の店で。

アメリカでは「サステナブル・シーフード」を使ったレストランがトレンドとなってきている。美しい自然環境を未来に受け継いでいくために、食べるものからサステナビリティに取り組む。

上記写真は、「Crave Fishbar」(クレイヴ・フィッシュバー)のメニューのアペタイザーのタコ料理、PLANCHA GRILLED OCTOPUS(18ドル) ©Crave Fishbar

 

サステナビリティへの動きは
シーフードレストランでも

ニューヨークでは5年ほど前から、「サステナブル・シーフード」「サステナブル・スシ」が話題になっている。「サステナブル・シーフード」とは、「おいしい魚介類を食べ続けたければ、同時に魚介類を守ること」という考えを意味した言葉だ。

元々、Sustainability(サステナビリティ)とは、1987年に国連の「環境と開発に関する世界委員会」で提起された持続可能な社会や地球環境への取り組みのことだ。
さまざまな環境問題の中で、海産物に着目しているのが「サステナブル・シーフード」。持続可能な漁業で獲られた水産物のMSC(海洋管理協議会)認証や、責任ある養殖により生産された水産物のasc認証などの基準を設け、将来に豊かな海を引き継ぐために、世界中に広がっている取り組みだ。

ニューヨーク市内のレストランでは、この「サステナブル・シーフード」を使用するレストランが増えていて、自然保全の意識の高いニューヨーカーから厚く支持されている。
特に話題を集めているのが、海洋環境問題で世界のリーダーシップをとっているモントレー湾水族館(カリフォルニア州)とパートナーシップを組んで設立されたサステナブル・シーフードレストラン、「Crave Fishbar(クレイヴ・フィッシュバー)」。

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レッドオニオンと日本のナスなどを使った、アントレのLobster Curry(33ドル) ©Crave Fishbar

「サステナブル・シーフード」を推奨し、近郊のロングアイランドでとれた”地元”の魚のみを使用している。この街のサステナブルトレンドを牽引している店だ。1号店は2012年7月に、2号店は2015年12月にオープンした。

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2015年12月にオープンした「Crave Fishbar」(クレイヴ・フィッシュバー)の2号店 ©Crave Fishbar

世界中の海で海水の汚染や水産物の捕り過ぎが問題となっている中、海を守り、魚を守り、美しい自然環境を未来に受け継いでいくために、サステナビリティは必要な取り組みといえる。


Crave Fishbar(クレイヴ・フィッシュバー)


Text:Kasumi Abe

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