編集部からのお知らせ

地方再生の志が生んだ 萩野菜ピクルス

山口県萩市の野菜を使った「萩野菜ピクルス」が人気を集めている。この商品に込められた生産者の想いとは。

農家を助けて
萩市の地方再生

「萩野菜ピクルス」とは、山口県萩市出身である1人の男性による、”萩の町を再生させたい”という気持ちから生まれた商品だ。椋木章雄さんは2012年、萩の町が廃れていくことを懸念し、雇用や人口の増加のために自身の会社「JINRI(ジンリ)」を立ち上げた。そこで目を向けたのが、昔から盛んであった萩の野菜の生産である。

「萩野菜ピクルス」は、見た目が悪く売り物にならない規格外野菜が使われている。美味しさは変わらなくとも、規格外野菜は販路を作りにくく、農家の収入が安定しないという現状がある。そんな普段は捨ててしまう規格外野菜を農家の言い値で買い取り、使用することで、萩市の農家の収益に繋がるようになっている。

aj_hag20160826_04

海外生まれのピクルスは日本人の舌に合わないものが多いが、椋木さんは日本人に合わせた和風味のピクルスを完成させた。そんな日本人の味覚に合った味付けや瓶やパッケージのデザイン性の高さから人気を集め、2014年から現在までで15,000本を売り上げた。今後は、国内外に強いネットワークを持つLA DITTA(ラ・ディッタ)とパートナーシップを結び、国内だけでなく海外にまで萩の野菜を広げていくという。


萩野菜ピクルス
販売元:合同会社 JINRI
住所:753-0051 山口県山口市旭通り1-7-5
電話番号:083-929-3636
HP:http://hagiyasai.com/


株式会社LA DITTA(ラ・ディッタ)
東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー27階
TEL  03-5403-4853
FAX  03-5403-4854
HP:http://www.laditta.jp/

関連記事

2016/05/30 | キーパーソン

Negiccoが巻き起こす! 地方創生

アクセスランキング

  1. 初めての家庭菜園、ミントを育ててモヒートを作ろう
  2. 全米が注目!最新農業都市モデル「アグリフッド」
  3. 領土問題の解決法!?「積極的平和」でピース実現!
  4. 2050年は江戸時代?未来に生きるための農業の在り方。
  5. 日本が世界に誇る伝統の農業! 世界農業遺産とは?
  6. 半農半X――加藤登紀子とYaeの生き方
  7. 【11/19まで】次世代漁業ライフ&ビジネス専門誌『FISHERY JOURNAL』支援者様募集中!...
  8. 2050年までに電力自給率100%! 檮原町の課題は?
  9. 連続テレビ小説「ひよっこ」有村架純、もう1つの顔
  10. 放流水の持つエネルギーに着目! 有田川町が取り組む「エコなまちづくり」って?...
SDGsTV 緑のgoo

雑誌

「EARTH JOURNAL」

vol.06 / ¥1000
2018.11.30 発売

お詫びと訂正