社会・環境

第9回「土と平和の祭典」開催 農業の未来へ繋げ

「この盛り上がり、この人数、農業へのこの関心の高さを多くの人に伝えたいよね!」とプロデューサーのハッタケンタローさんが応じてくれたのは、東京・日比谷公園で11月1日に開催された「土と平和の祭典」でのことだ。

今回で9回目を迎えた同イベントは「種まき大作戦が贈る大地に感謝する収穫祭!」と銘打ち、「命こそ宝」をテーマに開催された。実行委員長はYae/藤本八恵さん、世話人代表は加藤登紀子さんだ。祭典は開会式に続いて寺田屋本家提供の自然酒の樽酒が会場に振る舞われ、賑わいのなかでスタートした。

全国各地から環境配慮型の農業生産者や農に関心を持つ人々が集まった「土と平和の祭典」。衣食住に関するブースが並び、音楽ライブやトークショーなど、一日中楽しめる賑やかな空間が作られていた。

メインステージでは加藤登紀子さんの「人の体に生きる力を呼び覚ます歌が欲しい」という言葉通りに、GOCOO+GoRoやときがわ百姓ジャンベ広場with奈良大介、FUNKIST、Yae、古謝美佐子、上間綾乃といった「農業を元気づける」ミュージシャンが結集。

「土こそ宝」をテーマにしたトークセッションでは、加藤登紀子さんはじめインサイダー編集長で祭典の世話人でもある高野孟さんや全国有機農業推進協議会理事長で霜里農場主でもある金子美登さん、そしてTPP反対を訴えたビラを配るために来場していた元農水大臣山田正彦さんもサプライズ登場。

加藤さんが「遠い話ではなく土が身体を作っている」と土への想いを語ると、高野さんが「土こそ命の源。そして土の元である微生物が命の循環を支える」と続け、金子さんは「化学肥料や農薬を使わない生きた土からできた食べ物を」と土の大切さを訴えた。
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もう一つのステージである「土と平和のトークステージ」では、野村節子さんのクリスタルボウル演奏を皮切りに「パーマカルチャーからコミュニティーへ~トランジションタウンの挑戦」「お金に頼らない村を創ろう!」「フェアトレードは友産友生へ!」といったテーマで熱いトークが交される中、議論は「医療大麻」スピーチまで展開。

「どうしても伝えたいことがある!」と飛び入りで登場した、鴨川の85才のベテラン農家さんによる「週末だけでも農村に来てくれれば何かが変わるはず」という都市の若者へのメッセージには、「農や炭焼きをはじめ暮らしの多くを先人から学んだ。僕らの役目は都市部の人にいかに魅力を伝え、足を運んでもらい、定着してもらうか」と林良樹さんが繋げ、それぞれが田舎暮らしの具体例を出し合いながら会場の人々と思いを一つにした。

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