食・農活

岩手県の二つ星レストランで新米や希少食材を堪能!

岩手県のトピックとして注目したいのは「食」についてだ。この秋新たな品種のお米を販売したり、2つ星レストランのオーナーシェフが岩手県の希少食材を料理するキャンペーンが行われたりと、文字を見ているだけでお腹が空きそうな「食」に関する話題が盛りだくさんだった。

“黄金の國”岩手県産のこだわり食材

岩手県では、当地の歴史や文化、豊かな自然、伝統芸能や伝統工芸、農林水産物、実直かつ勤勉な人材などを、「黄金の國、いわて。」というイメージコピーに集約し、さまざまな広報活動を行っている。

そんな岩手県のトピックとして、(季節柄としても)気になるのが「食材」について。昨今では、日本人の主食の座が危うくなっているとも言われる「お米」に関するトピックが届いた。

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岩手県農業研究センターでは、県中部向けの良食味かつ収量性の高い品種を目標として、「銀河のしずく」なる新しい品種の開発に成功、間もなくデビューする見込みとのこと(※注/本誌制作時点。10月7日に東京都内の百貨店でお披露目イベントが開催された)。

この新品種「銀河のしずく」は、特徴として炊きあがりが白く、バランス(外観・香り・味・粘り・硬さ)の取れた食味であり、冷めてもおいしいのだそう。お隣の「あきたこまち」とそのおいしさを競う新たなライバルとして、今後話題になることもあるかも?

何はともあれ、まずは今年の新米を、秋の行楽に欠かせない「おにぎり」で食べてみたいものだ。

ちなみに岩手県の食材といえば、やや古い情報になってしまうが、今夏、ANAインターコンチネンタルホテル東京の2つ星レストラン「ピエール・ガニェール」で『岩手の食材づくしフェア』なるキャンペーンが展開されていた(※すでに終了)。

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レストラン「ピエール・ガニェール」のオーナーシェフ、ピエール・ガニェール氏は、自ら現地を訪れ食材を選んだそう。同キャンペーンは、先の東日本大震災の影響で、販売額が減少傾向にある岩手県の農産物の品質の高さや安全性を広く発信するという目的もあった。

 

同レストランのオーナーシェフ、ピエール・ガニェール氏が、自ら岩手県の生産者の元を訪れて選んだ希少食材を使った特別コースが提供されたそうだが、使われた「ほろほろ鳥」「いわて短角和牛」「八幡平サーモン」といった食材は、(恥ずかしながら)普段耳馴染みのないものばかり。

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キャンペーンで提供された「短角牛フィレ肉のグリエ」

 

味は超一流シェフのお墨付きなので、こちらも機会があれば、是非食してみたい。


TEXT:Moriyuki Hatayama

※『EARTH JOURNAL』vol.3より転載

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2000/09/08 | 編集部からのお知らせ

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