道路をパネル化! ソーラーロードが実現間近!
2015/06/26
アイダホ州在住のスコットとジュリー・ブルーソー夫妻は、地球温暖化に危機を感じてSolar Roadways社を設立、アスファルトの道路を太陽電池で覆う「ソーラーロード」の開発に取り組んだ。
既存の道路をソーラーロードに替えてゆくことを目指し、2009年には米国連邦運輸省高速道路局より試作品開発のための資金を獲得した。
出来上がった試作品は約113tもの重さに耐え、滅多なことでは傷が付くことはない。しかもただ発電するだけでなく、カーブ・土砂崩れなどの道路警告をLEDライトで路上に表示でき、組み込まれた発熱体で路上の雪・氷を融かすこともできる、実にスマートな道路だ。
もし全米3万k㎡以上におよぶ道路をすべてソーラーロードに替えることができれば、全米の電力消費量の3倍にあたるエネルギーを太陽光発電で賄い、地球温暖化対策に大きく貢献することができる。
太陽電池をカバーする頑丈なガラスを持つ ブルーソー夫妻
Solar Roadways
http://www.solarroadways.com/intro.shtml
※「SOLAR JOURNAL」Vol.11 より転載