社会・環境

2050年は江戸時代?未来に生きるための農業の在り方。

いまは石油が値下がりしているがその理由は、イスラム国が原油施設を制圧し、タダで奪った石油を最安値で世界に流しているからだと言われている。原油価格が80ドルを切る水準まで下落した場合、米国のシェールオイル生産の3分の1は採算割れとなるといわれる。
この原稿を書いている段階で47ドルまで下がった。

石油の影響を受けるのは工業だけではない。近代農業は、化石燃料に依存している。石油からつくった農薬や化学肥料を使用し、大規模な生産に基づいている。石油が枯渇すると成り立たない。化学肥料と農薬に依存する農法がなければ世界の食料自給率は35%といわれる。

大規模農業の問題点は石油の枯渇以外にもある。土壌の破壊、水資源の崩壊、気候変動など環境やエコロジー的な危機のインパクトによって、持続可能ではない。
また小規模な農家の仕事を奪い、伝統的な農法の破壊にもつながる。

この石油依存型、大規模農業に異をとなえるのがアグロエコロジーとよばれる潮流だ。生態系を守るエコロジーの原則を適用した農業とされる。単に農法の問題ではなく、社会運動でもあり、エコロジー、農業、社会を結びつけた文明転換のひとつとされる。

アグロエコロジーのひとつの例としてキューバの例がある。ソ連崩壊で石油がはいってこなくなって、結果的に国中を有機農業に転換した。単一作物ではなく、多様性を重視し、地産地消で自給率をあげた。
危機をシフトのきっかけにしたひとつの例といえる。

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